masa tabi blog

旅と写真と生存報告日記

気付けば私は観光ガイド Day74

Day 74 / Sunday, March 4, 2018
Perth, Australia

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なぜかこの日は知らぬ間に観光ガイドをしていた。

 

朝、シリアルを食べて、鶏の餌やりと、水やりをする。

今日はプラム狩りに17人の団体がくるよーとDから話があり、バケツを用意したり、テーブルを片付けたり、テーブルクロスをひいて綺麗にしたり、枯葉を集めたり、売る用のリンゴとピーチとトマトとネクタリンとナシを出して、準備した。リンゴの木はまだ時期が早いので、お客さんが採ったりできるのはプラムだけ。
ちなみに、Gは泊まりで市場に行っていて、今日も家にいない。Dと僕の2人だけ。

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準備を終えて、パンを食べて、紅茶を飲んでいると、すぐに家族連れが来た。インド人系の3人家族と、オーストラリア人の7人家族がほぼ同時に。ちなみに予約なし。

 
Dに、この前プラムをとった場所覚えてる?って言われ、覚えてるっていうと、案内してプラムの取り方教えてあげてって言われた、いきなり。
正直、農園にきて4日しかたっておらず、しかもプラム採ったこと1回しかない人間が、他人に説明するなんてどうかと思う。
が、だいたいこんな感じですって、ジェスチャーを交えながら、ものすごくアバウトに説明した。あんまり実のついている木がなくて、というか、すでにどの木も結構採り終わっていて、どこに連れて行くべきか迷った。
インド人系家族がプラムを採り終わった後は、オーストラリア人の家族を連れて、採り方や農園について説明した。拙い英語で。彼らから日本語でドウモアリガトって言われた。

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そのあとは、スリランカ人らしい、14人ほどの大きいグループが来た。これも事前予約なし。プラムの木まで連れて行く前に、自己紹介をしたのだけど、働いてるの?お金はどうしてるの?ってめっちゃ聞かれた。ボランティアでここにいるっていうのが、あんまりピンとこなかったらしい。
プラムの木まで連れて行くと、みんなずーっとスマホで自撮りしてて、全然話を聞いてくれない。畑があれば自撮り、リンゴがあれば自撮り、鶏がいれば自撮り、プラムの木があれば自撮り。しかもそれぞれが気の済むまで何枚も撮るもんだから、全然進まない。プラムを採るより、自撮りの方が、完全に興味があるみたい。
そのうちのひとりは、スリランカから、8年前にオーストラリアに来て移住していて、日本人の語学留学生とルームメイトだったことがあるらしく、サムライって言われた。
スリランカのこと全然知らないので、コロンボ!って言っておいた。オー、コロンボって言われた。

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オーストラリア人のカップルと、アメリカ人の夫婦も来た。カップルは美男美女で、夫婦はプラムパイを作るらしく、プラムを味見しては、ワーオってずっと言ってた。ハーレーが似合う男って感じの体格をしていて、すっごくフレンドリーだった。

ちょっと休憩してパンを食べていると、すぐに次の団体が来た。予約していた17人の団体。マレーシアからの観光客らしい。
ここのボランティアのマサですって自己紹介したあと、Dがマサはどこ出身でしょうって聞くと、
ベトナム、フィリピン、マレーシアのコタキナバルの方?、タイって、順番に言われた。全然当たらないので、もっと北だよっていうと、香港、中国って言われた。
結局全く出てこなかったので、日本ですって正解を言った。
日本人に見られない。なぜだ。焼けてるからか。
マレーシア人には、僕はベトナム人に見えるらしいことがわかった。

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プラム農園に連れて行ったら、みんなめっちゃ試食する。
バケツに入れずに、食べる食べる。背の高いところのプラムを僕が代わりに1kg分とってあげたりした。マレーシア人。めっちゃフレンドリー。
そのあと、農園を回り、みんな各々に写真を撮ったり、Dが野菜を無料であげたりしていた。
手伝いをする代わりに、ただでここに住んでいるんだよ、旅行中だよって言ったら、マレーシア人のガイドにうちにも来てくれって言われた。僕のマレーシアでの滞在先が決まってしまった。
みんなで集合写真を撮り、全員に握手されて、バスに乗って帰っていった。
 
最後にシンガポール人が来て、ちゃちゃっとプラムをとって、すぐに帰って行った。中国語をしゃべっていたので、中国人かと思った。10時から16時までずーっとお客さんが続いて、とっても忙しかった。
 
Dには、僕のことをキッドナップしたいって言われたので、割と手助けすることができたと思う。Dのホスピタリティと献身性、フレンドリーさ、あと、けっこう何でも無料であげちゃうところには、恐れ入る。無料はマジックワードだよ、みんな思い出に残るでしょ?って言われた。

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Gが市場がら帰ってきて、晩御飯を食べた。

晩御飯はハリークリシュナのカレー。

ハリークリシュナは慈善団体らしく、Gは、毎回マーケットで売れ残った野菜をハリークリシュナに寄付しているそうだ。その時、カレーをもらったのか、買って帰ってきたのだと思う。なんかここにきてからというもの、晩御飯は全くオーストラリアっぽい食生活ではない。インドっぽいカレーか、モロッコっぽいカレーしか食べていない。まるでインドにホームステイしているみたいな気分だ。なんでだ。オージービーフとか期待していたのに。食生活がすごく質素。つらい。
 

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